寺でなし鉦叩ききて読経する 鉄爺
夏の気配が衰えると思う間もなく、庭に鉦叩きがきて一生懸命鉦を叩く。
季節の移ろいを感じる。
されど、この虫の音は老いた耳にはよく聞こえない。
家族に注意されて、耳をそばだてて、初めて気がつく。
おのれの老いを実感する。
寺でなし鉦叩ききて読経する 鉄爺
夏の気配が衰えると思う間もなく、庭に鉦叩きがきて一生懸命鉦を叩く。
季節の移ろいを感じる。
されど、この虫の音は老いた耳にはよく聞こえない。
家族に注意されて、耳をそばだてて、初めて気がつく。
おのれの老いを実感する。